【第11話】伝統を守る?
「伝統」というものは
ときにめんどくさい……
「継承したい」
そういう想いがなければ
かなりめんどくさい……
5、6年生合同の「御神楽※」それが本校の伝統らしい。6年生主導でやってくれるのでなぁんにも考えなくていいから
楽チン♪
【 ※御神楽:岩手県南部から宮城県北部一帯に伝わる南部神楽の一演目です。百姓神楽とも呼ばれ、農作祈願や自分達の楽しさのために踊られてきました。
右手に錫杖(しゃくじょう:鈴のついた棒)、左手に扇を持って踊ります。鈴の軽やかな音と、扇の美しい動きが特徴の踊りです】
とはいえ、御神楽を覚えないとなぁ…
「ねえさーん、御神楽やったことあります?」
「ないよー」
「牧先生はあります?」
「見たことはあるよ」
ダメだこりゃ。
オレが覚えないと…(T_T)
いまはYouTubeがあるからいいけど、当時はVHSのビデオカセットテープ。ちなみにVHSは「Vide Home System」の略。
教室のテレビにビデオをつないで、お手本ビデオを再生!
ぽちっ▷
・・・・・数分後
「休憩する?」
「子どもにこれを見せたらいいんじゃない?」
ちょっとぉ!
まじっすか?!
たしかに、牧先生のプランは名案で、とても魅力的だと思いましたが、なんとかひと通り覚えることができました。
ふたりはわかりませんが…(T_T)
腰を深く落とすので筋肉痛になりました。
練習が始まると、子どもたちも筋肉痛になっていました。やっと治りかけていたオレは
なるべく踊らないようにしてました。
たしかにラクな運動会でしたが
なんかこう
達成感ないんだよな…
運動会が終わって思いました
オレ、組体操やりたいな
来年は組体操やろう(これはまたいずれ)
伝統なんかやめちゃう♡